Gacharic Spin

【GS archives】福島編

4月16日に日本国内全て,47都道府県を対象として緊急事態宣言が発令されましたね.私が住んでいる場所は更に特定警戒都道府県にも指定され,仕事の方にもいよいよ影響が出てきそうな雰囲気をひしひしと感じています.

緊急事態宣言しかり国民への給付金しかり,情報も錯綜しているので日々ニュースなどチェックして自発的に情報をインプットして正しい行動がとれるよう心掛けていますが,コロナウィルスに関する事ばかり見ていても正直気が滅入るところもあったりします.

そんな中で厳しい環境に置かれているエンタメ界隈の方々が配信などで様々な取り組みをしてくれているおかげで,個人的にはよい気分転換ができています.

ライブツアーを延期中のガールズバンドGacharic Spin(ガチャピン)もメンバー個人で最近始めた各種SNSで活発に発信していますが,最近配信された公式Youtubeでの映像は…失礼ながら爆笑せずにはいられませんでした.


テレワークの拡大が叫ばれる中で利用の急増しているZoomを使っているんだと思いますが,あからさまにラグがある中でバンド演奏は無謀,でしかないんですが,それをそのまま配信してしまうところがこのバンドの面白さ(笑)

ちなみにこの曲の正しい(笑)状態はコチラを参照くださいませ.


もちろんこの面白配信だけでなく,何かと話題の星野源さんの曲うちで踊ろうにバンド演奏を合わせてみたものなどまともな配信もしています.


Twitter上で流行っている“うたつなぎ”“リフつなぎ”などなど今の環境でできることを発信してくれるのは有難い限りですね.

そんな各種配信を楽しみつつ今週末を自宅警備に勤しんでいるので,恒例となってきた,ライブやるはずだった場所での過去の出来事振り返り,福島編です.

過去の福島でのライブ・イベント

過去,福島で開催されたライブは次の通りです.

  • 2010/4/17(sat) 郡山Freeway Jam(対バン)
  • 2018/12/2(sun) 福島club SONIC iwaki (ワンマン)
  • 2019/9/28(sat) 福島HIPSHOT JAPAN(対バン)

見ての通り過去のライブは合計で3回のみ,と少ないです.結成して最初のLock On!ツアー以来,2回目のライブが開催されるまで実に8年半の期間があります.

関東圏から北でライブするとなると,やはり交通の便も含めて仙台が有力な場所であるのは間違いないので,関東と仙台の狭間にある福島でライブとなると集客や移動など含めて中々ライブツアーに組み込みにくい場所なのかな,というのが理由としては考えられます.

そういう意味で近年ライブツアーの中に福島が組み込まれてきているのは,そういった課題をある程度クリアできている,ということでもあるのかなと.今年に関しては47都道府県ツアーなので組み込まれているのは当然ですが.

逆に,結成当初によくツアーに組み込んでライブをやったな,という印象もあります.結成初年度はとにかくGacharic Spinというバンドの存在を全国各地回って広める,という意図もあり,30か所程の規模のツアーを年に3回やるという超ハイペースだったことも一因かとは思います.

私は近年開催された2本には参加しており,どちらも記憶に新しいところですが,双方のインパクトある記憶はベースのチョッパーであり,福島はチョッパーが何かやらかすところ,みたいな印象になりつつあります(笑)

美女と熱血

まずは2018年のライブから.

ガチャピン初となるカバーアルバムGo Luck!を引っ提げてのワンマンツアーのセミファイナルとなったのが福島.


そしてこのツアーはパフォーマー1号まいちゃんの卒業ツアーという側面もありました.

この年の夏,2013 Styleとしての活動からずっとパフォーマーを担っていた1号まいちゃんの年内での卒業が発表されており,ツアーが進むにつれ,このメンバーでのライブが後少しか…と複雑な心境となっていたことを覚えています.

そんなツアーであったのでセットリストもまいちゃんをフィーチャーした曲が多数盛り込まれていましたね.

曲名にちなんでぱたぱた~と羽を付けた鳥に扮したMy bird.ガチャガチャダンサーズとしてリリースし,アニメのテンカイナイトのEDにも起用された溶けないCANDYなどなど.

この日限定で言えば,まいちゃんがDJ MAIに扮してパフォーマンスをする曲,運命さえも変える言葉において,この日は事前予告の通り北島三郎さんのモノマネ姿で登場.

ちゃんと小道具のDJブースもKITAJIMAI三郎表記に変えて,はなちゃんが歌うフレーズもヘイヘイホーとか祭りだ祭りだに変更してくる芸の細かさを覚えています.

そんなまいちゃんがフィーチャーされる曲でもあり,Go Luck!よりも以前にカバー曲としてコンピレーションアルバムDisney Rocks!!! Girls Power!にも収録された曲Beauty and the Beastがこの日は披露されていました.

通常は曲名の通りカチューシャをつけた“美女”まいちゃんとライオンの被りものをした“野獣”メンバーとが踊るパフォーマンスをするこの曲.

パフォーマーがまいちゃん1人となってからはめっきりライブで披露されることがなくなっていたのですが,稀に披露される時は歌って踊って鍵盤の弾ける芸人キーボーディスト,オレオ様が“野獣”役を担っていたのですが…


この日イントロに合わせてまいちゃんと共に登場したのは,ベースを置いて手ぶらのチョッパー.

この時の会場内のざわつきというかどよめき,そして曲が始まり踊り始めた時の笑い声は今もはっきりと記憶に残っています(笑)

知らない方のために補足すると歌ったり,踊ったり,複数の楽器を演奏したり,とマルチロールが多いガチャピンメンバーにあって,踊りと歌に関しては某芸人さんの言葉を借りて表現するなら…


クセがつよい


のがチョッパーなのです.

どれくらいかというと…それを知ってるはずのメンバーですら本番のステージ上でチョッパーの動きに耐えられず歌ったり演奏しながら笑いを堪えることができないレベル.

歌と踊りで人を笑顔にできる,ある意味天才なのがチョッパー.

会場中を笑いに包んだかと思えば,その直後にベースを手にしてメッセージ性の強い曲向かい風を何事もなかったかのように,演奏するのだから,このバンドの振れ幅どんだけ~と改めて思った記憶がありますね.

KOGA DAY

2019年のライブも,新メンバーとしてアンジー,Yuriさんを迎えた5期での初となる全国ツアーの終盤が福島でした.

10周年を記念した特別編のワンマンライブ前最後の対バンライブとなった福島,仙台の2DAYSの初日で,対バン相手はLOGO BIG MORL

一見,毛色の違うこの2組の対バンが,結果として想像をはるかに超えるシナジーを生み出して,ツアー中でも屈指の好ライブとなったと思える2DAYでした.

そんなライブにあって,福島では更にチョッパーをフィーチャーするKOGA DAYという試みをする日でもありました.

2019年の4月からおよそ半年の長丁場のツアーにおいて,来てくれる人に楽しんでもらおうと,各地でメンバー個人をフィーチャーした日をつくろう,という試みが行われていました.

福井でのオレオDAYを皮切りに,和歌山でのはなDAY,高崎でのアンジーDAY,徳島でのTOMO-ZO DAY,新潟でのYuri DAYときて,最後が福島でのKOGA DAYでした.

ガチャピンにおいては曲によって楽器をチェンジしたり,歌う人が変わったり,様々なフォーメーションがあるので,フィーチャーするメンバーが歌う曲であったり,踊る曲などをセットリストに組み込むことがこれまで行われていました.

が,しかし.チョッパーに関してはそういったパートチェンジをすることはなく,バンドの軸としてベーシストに徹しているので,チョッパーの代名詞でもあるスラップが印象的な曲を多数組み込む,辺りが通常考えうるフィーチャーの仕方となります.

とはいえ,そうならないことをファンであるガチャマン・ピン子は知っています.前述の如くチョッパーの歌と踊りはクセが強い.その強さは自虐も交えつつ最終兵器(リーサルウェポン)と称することもあるくらい.

全力エンターテイメントを謳うバンドにあって,そんなおいしい最終兵器を使わない手はないわけです.

2018年のライブでは踊りました.となると…そうです.2019年は…


歌いました.


その時が訪れたのはライブが中盤に差し掛かる4曲目.

激しいメロディと抒情的な歌詞が印象的な最後のピースのイントロ.

イントロが終わり歌のワンフレーズが聞こえてきた瞬間.

突如として襲い掛かってくる激しい違和感.

いつもであればギター・ボーカルのはなちゃんが歌うところで…なんの前触れもなくチョッパーが歌い始めました.

フロアはもちろん,ステージ上も笑い(というか苦笑い?)に包まれいつもとはまったく様相の違う最後のピースが展開されました.

と同時に多数の人がワンマンライブやファンクラブイベントではなく対バンライブでこれやっていいのか…?と謎の心配に頭を擡げたのもまた事実.

その後ワンコーラス終わって,何後もなかったかのようにはなちゃんが歌う通常バージョンに戻ったものの,その横であからさまなオーバーアクションでオフマイクで歌い,他のメンバーの正常な演奏と歌唱を阻害しかねない挙動を繰り広げていたチョッパーの姿が今も鮮明に脳裏に浮かびます(笑)

後のMCでメンバーから口々に『ジャイアンじゃん』と揶揄されていたこともそっと付け加えておきます…

次回の福島ライブ

今回開催できなかったライブに関しては他の延期ライブ同様に,別日時での開催を目指して調整中,ということでまだ実施時期は未定となっています.

同じく,払い戻し等の対応についても調整中ということなので,この状況下ですぐに情報を出すことも難しいと思うので,気長に待つしかないですね.

中々先の見えない状態が続きますが,中止ではなく延期と言っている以上,どれだけ先になったとしても,きちんと振り替えのライブが行われるはず.ガチャピンとはそういうバンドです.

そして,その際には歌って踊るチョッパーの姿が見れるのかも…なんて期待?を膨らませながら,今は耐え忍ぼうと思います!

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