STAY HOMEなGWが終わりましたが,案の定というか緊急事態宣言は今月末を目途に延長されましたね.これを受けて今月開催が予定されていたライブ,イベントなどが続々と延期,中止を発表しているのが辛いところです.
それでも最近よく耳にする出口戦略,各種数値や状況を見ながら段階的に休業要請を解除していく動きも始まっており,連休中の数値は改善する傾向なのは明るい兆しとも思えます.
それでもライブハウスに関しては営業できるようになるのは他の業種よりも遅いタイミングでしょうから,まだまだライブに行けるようになるには時間がかかりそうです.
そんなわけでガールズバンドGacharic Spin(ガチャピン)の全国47都道府県ツアーに関しても5月後半と6月に予定されていたライブは全て延期と相成りました.
ライブレポを書くぞと意気込んで作ったこのブログもここ最近は只管過去を振り返るだけのブログと化していますが,少なくとも6月まではこのスタイルで書き連ねることになりそうなので,しばらくお付き合いください.
ということで今回は今週末に2DAYSが予定されていた北海道を振り返ってみようの巻です.
過去の北海道でのライブ・イベント
これまで北海道で開催されたライブ・イベントは次の通りです.
- 2012/02/24(fri) 小樽 CRU-Z(対バン)
- 2012/02/26(sun) 札幌 COLONY(対バン)
- 2014/05/08(thu) MI JAPAN 札幌(セミナー)
- 2014/05/09(fri) 札幌 Sound Lab mole(対バン)
- 2014/05/10(sat) 札幌 DUCE(対バン)
- 2014/05/11(sun) 苫小牧 ELLCUBE(対バン)
- 2014/11/09(sun) 札幌 Sound Lab mole(対バン)
- 2015/04/04(sat) 札幌 Sound Lab mole (対バン)
- 2015/04/05(sun) 旭川 CASINO DRIVE(対バン)
- 2015/07/05(sun) 札幌 BESSIE HALL(対バン)
- 2015/07/19(sun) 北海道 いわみざわ公園(フェス)
- 2015/11/14(sat) 札幌 DUCE(ワンマン)
- 2016/04/29(fri) 札幌 Sound Lab mole(対バン)
- 2016/04/30(fri) 札幌 Sound Lab mole(ワンマン)
- 2016/07/16(sat) 北海道 いわみざわ公園(フェス)
- 2016/07/17(sun) 札幌 Sound Lab mole(対バン)
- 2016/11/03(thu) 札幌 cube garden(ワンマン)
- 2017/06/10(sat) 札幌 PENNY LANE24(ワンマン)
- 2018/03/24(sat) 旭川 CASINO DRIVE(対バン)
- 2018/03/25(sun) 札幌 PENNY LANE24(ワンマン)
- 2018/07/14(sat) 北海道 いわみざわ公園(フェス)
- 2018/11/24(sat) 札幌 Caffeine(イベント)
- 2018/11/24(sat) 札幌 cube garden(対バン)
- 2018/11/25(sun) 札幌 cube garden(ワンマン)
- 2019/09/21(sat) 札幌 PENNY LANE24(対バン)
- 2019/09/22(sun) 札幌 PENNY LANE24(対バン)
ライブ,イベントを含めて全部で26回と多いです.前回ライブを集計したブログでも書きましたが,北海道は過去全てのライブを集計したなかでTOP5に入る回数を重ねている場所なのです.結成から2年(2009年~2011年)は一度もライブをしていないにも関わらず.
立地上,機材を運ぶのも簡単ではないので,そう易々とは開催できない場所ということもあり,見ての通り2DAYS開催が多いのも一因とは思います.
が,それ以上に北海道という場所で待っている人が多いこと,つまりやるに見合う集客があることも一因だと参加する度に感じています.
波乱万丈なライブの連続
回数を重ねている北海道ライブの序盤は波乱万丈という言葉がぴったりな出来後の連続でした.
記念すべきガチャピン北海道初上陸となった2012年2月.ボーカル不在の状況での全国ツアー“ガチャピ~ンチ”の真っ最中.場所ごとに異なるサポートボーカルを迎えてライブを行っていたこのツアー,北海道のサポートボーカルは,皆様お馴染みの当時SSWとして活動していた鈴木玲緒奈さん.
北海道ライブの翌月にガチャピンにオレオレオナ様として加入を果たす,その人です.
ボーカル不在で,サポートボーカルだけでも大変ですが,更なる悲劇が…
意気揚々と北海道に乗り込んだものの,体調を崩し声が満足にでなくなってしまった鈴木さん.演奏にほぼ専念して,他のメンバーで歌う形に急遽なっていしまい,サポート(する)ボーカルのはずが,サポート(される)ボーカルになってしまったのでした…
その悲劇から約2年.ガチャガチャダンサーズ(ガチャダン)を迎えて新たなライブスタイルを確立して迎えた勝負の全国ツアーで再び北海道に上陸.
MI JAPANでのセミナーを含めて4日連続でイベント,ライブをこなすスケジュールになっており,ここで満足のいく形でガチャピンを届けられると誰しも思っていた矢先に再び襲い掛かる試練.
北海道ライブ直前になりパフォーマー1号のまいちゃんが肉離れになり,ライブ出演を見合わせる事態となり,北海道ライブは1人欠けた状態で臨むことに…
この時はパフォーマー2号あ~ちゃんことありささんの頑張り,そして歌って踊って笑いのとれるキーボーディストとして,ガチャダンの師匠でもあったオレオ様の奮闘で乗り切っています.
その後リベンジとして2014年内に完全な形で北海道でのライブを行い,以降は堅調にライブが開催されていましたが,三度メンバー不在でライブを行うこととなったのが2017年.
2015年に加入したパフォーマー3号ねんねちゃん.バンド史上初の日比谷野音でのワンマンに向けたツアー“野音への道”の半ばで突発性難聴を発症.以降のライブをお休みし,結果として野音でのライブ後にそのままバンドを卒業しています.
所縁があるということで北海道はねんね党(ねんねちゃん推し)の聖地ということに突如として設定されており,過去のライブでは他では一切していない弾き語りを披露したりと,それまで以上に特別な場所となっていました.
そんな場所に,しかも初の北海道でのツアーファイナルという特別なタイミングで本人不在という残念な状況だったため,ねんねちゃんの分も,と普段以上にねんねちゃんのメンバーカラーであるオレンジを身に着けた人が多く集っていた記憶があります(自分含め).
不思議と完全な形でライブをできていないことが複数回ある土地,北海道.メンバーも悔しさは計り知れないくらいあると思いますが,その分普段のライブとは一味違った気持ちが入ったライブと,それを迎える道産子ガチャマン・ピン子の温かさで毎度特別な空間が生まれている場所でもあると思います.
Caffeineコラボ
北海道を振り返るうえでは札幌にあるセレクトショップCaffeineとのコラボにも触れないわけにはいきません.
Caffeineが主催しているライブへの出演も幾度となくあり,過去様々なコラボ商品を展開しています.
初のコラボ商品となったのが2015年6月に販売されたTシャツ.その後,2015年11月にパーカー,2016年7月にキャップと立て続けに発売されました.
これらの何が凄いかというと,ネットでの販売はなく北海道ライブのみの限定販売であったこと.
つまり北海道のライブに行かないと手に入らないアイテムであったわけです.数量限定だったので今となっては持っている人は限られるかなりレアなアイテムですね.
その後,Gacharic Spinとのコラボアイテムは発売されていませんが,今年始まった47都道府県ツアーROKCET SPIRITSのツアーTシャツ及びタオルのデザインをCaffeineが手掛けており,久々にタッグを組んだアイテムとなっています.
初ワンマン
私自身,気づくと15回以上北海道でのライブ,イベントに参加していたのですが,その中で印象深いライブとなると,ほとんど全てなのですが,あえて挙げるとすると初ワンマンとなった2015年11月のライブですかね.
ガチャピン初となるワンマンでの全国ツアーに当然北海道も組み込まれていました.更にこの日は上記のCaffeineとのコラボパーカーも販売されるとあって,先行物販からにぎわっていた気がします.何せパーカーはこの日この場所のみの限定販売でしたから.
始まる前からにぎわっていたワンマンライブですが,この日の最初の話題と言えばチョッパーの首.
このライブの少し前に開催された韓国ライブ以降,首を痛めたということで結構ガチなコルセットを装着した状態で着席して演奏する姿が強烈に記憶に残っています.
当のご本人は
『韓国で首をポキっっとやっちゃってw』
と笑っていましたが会場にいる誰しもが笑い事ではないと思っていたはずです.
そんな心配な状態で始まったワンマンライブでおそらく一番盛り上がったのがゲストを向かえて演奏したI’m SEXY.
ゲストは北海道のゆるキャラであるアックマとコアックマ.
ただでさえ楽器が並びメンバーが6人いるステージ上に更に着ぐるみ2匹が並ぶとギュウギュウ詰めな感じでしたね(笑)
この年の8月にサンフランシスコで開催されたJ-Pop Summitで繋がりが生まれてこのコラボに発展したらしいので,なんとも不思議な関係性です.
しかもただ賑やかし(失礼)に出てきたわけではなく,間奏でオレオ様とTOMO-ZOがソロバトルをやるところで,ギターを持ったアックマとTOMO-ZOでのソロバトルというスペシャルな展開が!
あのクマはギター弾けるのね,と驚いた記憶があります.
驚いたと言えば,もうひとつ.アンコールの時にフロアが色んな色でピカピパ光っていたこと.
実は入場時に北海道の有志によりLEDの光る指輪が配布されていて,アンコールのタイミングでそれを皆で点灯,出てきたメンバーが驚いた様子をしていたのも記憶に残っています.
これに限らず毎回様々な準備をしていて,ガチャピンを迎える体制が半端ないと思います.
そういった積み重ねもあって最近の北海道ライブはいらっしゃい,よりもおかえりなさない,な感じが強くあって,ガチャピン側も来ました!ではなくただいま!という雰囲気すらあって,最早ホームと言える場所になっている場所が北海道なのだと思います.
次回の北海道ライブ
今回開催できなかったライブに関しては他の延期ライブ同様に,別日時での開催を目指して調整中,ということでまだ実施時期は未定となっています.
ライブは温かく毎回スペシャルだし,食べ物はおいしいし(←),振り替え公演の日程次第ではありますが,また行きたい場所なので,今の状況を乗り越えて,またあの雰囲気を味わいに行きたいところです.