マイクパフォーマーのアンジェリーナ1/3(アンジー)さんが神田伯山さんのラジオで代役務めたり,サンジャポに呼ばれたりして何かと話題のガールズバンドGacharic Spin(ガチャピン).
@tbs_sunjapo 初登場🎉とてもいい感じでした😄 #アンジー #神田伯山の妹 #gacharicspin ♬ Hiwa Mata Noboru Kara – Ryokuoushoku Shakai
ツアー延期になったり,ここ数か月個人的にドタバタしてたこともあり,1月に開催されたアンジーさんの成人式ライブ以来の行ってきました.
今回のライブは,チョッパーと共にガチャピンを立ち上げた初期メンバーであり,ガチャピンが誇る音楽のマルチロールにして大黒柱の現ギターボーカルはなちゃんのバースデー(前日)ライブ.
ブログ久々なので何書くかな…と考えつつ色々書いてたら存外長文になりました.
ライブ概要
今回のライブの概要です。
2022.05.15(sun) Spotify O-WEST
『HANA BIRTHDAY LIVE!!!! ~432ヵ月目のはな~
[1st] OPEN 14:30 / START 15:00
[2nd] OPEN 17:30 / START 18:00
プレミアムチケット ¥11,000(税込) 各20枚限定
特典内容
[1st] はなデザインコットンショルダーバッグ、幻の20周年はなワンマンTシャツ
[2nd] はなデザインコットンサコッシュ、幻の20周年はなワンマンTシャツ
通常チケット前売 ¥5,500(税込)
すっかりライブへの参戦頻度が減ってしまったので,あまり気にしていなかったのですが,渋谷O系列のライブハウスのネーミングがいつの間にやらSpotifyに.
調べてみると,昨年(2021年)の12月にネーミングライツ契約して変更していたんですね.
O-EASTが12月から「Spotify O-EAST」に:
https://natalie.mu/music/news/453275
結局O-WEST,O-EASTみたいな感じでフルネームで呼ぶことはないので意識はしていませんでしたが,TSUTAYAからSpotifyになったのには時代の流れを感じますね…
コロナ禍になって初めてO-WESTでのライブに行きましたが,フロアは白テープでマス目上にマーキングされていて,今回はそれを目印にイスがずらっと並ぶ形でお客さんを入れていました.
最大キャパ600人の会場ですが,座席ありの今回の形だとざっと見た感じフロアの席数は150くらいといったところ.
一時に比べるとマシになった感じもありますが,まだまだ人数の制限をかけながら様子見というところでしょうか.
過去を振り返るとバースデーライブやイベントを何度か行っていますが,O-WESTでのバースデーライブは初.
2013年 :バースデーイベント@都内某所
2015年 :バースデーライブ@Thunder Snake ATSUGI (w/ザ・ヒーナキャット)
2017年 :バースデーイベント@都内某所
2020~22年:バースデーオンラインサイン会
…と言いつつ,実は誕生日当日にO-WESTでライブやったことはあったりしますが,その日は別の自主企画ライブの形態をとっていたのでバースデーライブとしては初めてという認識.
2010年5月16日:相川七瀬さんライブサポート@恵比寿ザ・ガーデンホール
2016年5月16日:Different Colors(自主企画ライブ)@O-WEST (w/キノコホテル)
ちなみに2016年のライブの時は,ライブ本編終了後に「アルブスの少女」PV撮影が行われたりもしましたね.
サムネの画力が強いですが,このPVも最早6年前とか時間の流れを感じますね…(2回目)
ライブレポ
1部
ステージ上にはドラムが2セット.
いつものyuriさんのとはなちゃんが初期から使用しているLudwigのドラムセット(通称ジョジョジョ第1部).
会場暗転してなり始めたSEは,はなちゃんギターボーカル曲の原点「僕だけのシンデレラ」
SEに乗せてメンバーが意気揚々と登場.
メンバーがステージ上に揃い,さぁ始まるぞ…と鳴り始めたのは昨年からライブでは披露されている「タイトル未定の新曲」
ガチャピンにありがちな,やるやる詐欺というかフェイントをいきなりかましてくる(笑)
バースデーライブと銘打ち,ギターボーカルになったとはいえ以前よりも披露の頻度の少ない「僕だけのシンデレラ」スタートか!?と会場のテンションも急上昇していただけに,このフェイントは賛否分かれるところ.
基本的に「僕だけのシンデレラ」やる時はグレッチのホワイトファルコンで演奏するので,登場したはなちゃんのギターが違う時点で,やらないんだろうなということは想像に難くなかったですが(過去各種フェイントに引っ掛かりすぎてこじれたファン目線).
続けて「1 GAME」,「FRUSTRATION」と普段のライブでは終盤に持ってくることの多いアッパーチューンが並んだことからも感じるお祭り感.
「FRUSTRATION」ではいつもと違い間奏ではなちゃんのエアロフォン演奏も.
チョッパーが最初の挨拶ではなちゃんをお祝いしつつ,バースデーライブということで『いろんなはなを詰め込んだ』とこの後はなちゃんが色々やることを想像させるMC.
せっかくだから主役にも挨拶を,と話をはなちゃんに振るも
…?
って感じで沈黙するはなちゃん(笑)
その後シンプルに『ありがとう』というお礼と共に,誕生日にライブできるありがたさを嚙みしめながらライブをやるとの意気込みも.
次のブロックも「parallel⇆loop」,「kirakirai」と新曲2曲.
セルフプロデュースとなって以降,リリース関係なく新曲をライブで下す頻度が増えた印象ですが,思い返せば活動初期から新曲をライブで披露,ライブを重ねる中で育てるということはやっていたわけで,これらの新曲もここからどう変化していくのかが楽しみですね.
ライブ毎にアレンジが変わったり,場合によっては歌詞や果ては曲名すら変わることもあるので,そういった変化が楽しめるのもライブの醍醐味の一つ.
はなちゃん1人残して他のメンバーは一旦退場.
ステージ上手後方のオレオ様が使っているキーボードセットのところに移動.
『初期からある曲で…』『卵の黄身とか白身とかの話をしてて…』と次やる曲の説明.
この説明で分かる人は分かる,はなちゃんソロの弾き語りによる名曲「きみを…」
続いてメンバーも呼び込んでアコースティックコーナー.
…のはずがアンジーさんとyuriさんが謎の板を持って登場,ステージ中央に設置.
状況が分からない我々に向かって次やることの説明.
ガチャピンのYoutbeチャンネル『ガチャっとTV』内の企画で一度行ったはなちゃんタップとyuriさんカホンのコラボをここで披露する,ということらしい.
普段のライブではできないので,こういう機会だからこそやりたい!という話になったそう.
普通にやったのではタップの凄さが分からないので比較対象として,できない人がやってからはなちゃんがやるという流れで進行.
そのダメな見本という不名誉?な役割のために立ち上がったのがTOMO-ZO.
衣装も含めて,いで立ちはできそうな雰囲気を醸し出していると称されつつ,ギター持ってない状態でこれだけ激しく動く姿はあまり見ないな,と驚く程の全力でやりきるTOMO-ZO.
(タップとして成立してたかは別として)
続いてはなちゃんが華麗にタップを披露.
高校の頃に授業でやっていたという話の流れで,同級生のチョッパーもできるんでしょ?という不穏な流れが生まれ,2部はチョッパーも披露しようという話に(笑)
タップですっかり盛り上がったものの本筋のアコースティックはアルバム『Gacharic Spin』収録の「365日」をしっとりと披露.
このワンコーナーだけでも落差というか振れ幅が半端ないガチャピン.
アコースティックセットを撤収して,チョッパーが『まだやってない楽器があるよね』と思わせぶりな振り.
(背後には無人のドラムセットあるのに)
ここで確信犯で『オカリナ?,オカリナだよね?』と言い出すオレオ様(笑)
違うでしょ,って感じで苦笑いするはなちゃんに対して
『FRUSTRATIONのソロ,オカリナにすればよかったのに』
『次はオカリナソロにしよっか』
と悪ノリ続けるチョッパーとオレオ様.
『やだーー』と嫌がるはなちゃん.
無言でにこやかに見守るTOMO-ZO.
ただの仲良しか,この人達.
そんな4人だけがステージ上に残り,はなちゃんがドラムセットへ.
4人だけで披露されたのはインスト曲「お散歩したいな」
ガチャピンのインスト曲といえば演奏されるのはほぼ「ニコリン星の通勤ラッシュ」ですが,まさかのレアな選曲.
何せTOMO-ZOのソロワンマンツアーで披露されたくらいしか,記憶にないレア曲っぷり.
むしろこの曲生きてたんだ,くらいの.
ということで聞くのは5年ぶり?くらいでしたが,聞いてるとそういえばこんな感じの曲だったなと朧げながら記憶がよみがえってきましたね.
そして本人達も『エモい』と言ってましたが,O-WESTのステージ上にチョッパー,はなちゃん,TOMO-ZO,オレオ様の4人.
思い出されるのはボーカル脱退というピンチに立ち向かい,乗り越えたどり着いた2012年5月6日のO-WESTでのワンマンライブ.
その日に4人だけで披露された「ヌーディリズム」の映像が残っていますが,これに関しては本当にエモい(語彙力)としか言えないですね…
これがな・な・なんと10年前.時の流れを感じますね…(3回目)
ここでアンジーさん,yuriさん再登場.
そしてゲストが来てくれているということで呼び込み.
登場したのは昨年,yuriさんが産休中にライブサポートをしてくれた大先輩LEVINさん!
LEVINさんとyuriさんのツインドラムで披露したのは「Redline」
演奏終わって,当初3曲くらい…という話だったはずが最終的に30曲くらい覚えてもらった,等のライブサポートの経緯とエピソードと共に改めて,ドラムだけでじゃなくてガチャピン全体のサポートメンバーだと思っているとLEVINさんを紹介.
なので私に何かあればベースを,アンジーに何かあればマイクパフォーマーやってもらいます!!
と本人も驚きの無茶ブリをするチョッパー.
何かあってほしくはないですが,その状態がどんなもんか見てみたい気も…
LEVINさんが退場した後,チョッパーの方を向いて次どうしたらいいのかを確認するはなちゃん.
長い付き合いだからわかるから,誘導するか待っててというチョッパーの指示?を受けてアンジーさんの後ろに回り抱きつき待機するはなちゃん(笑)
ちゃきちゃき進行して,次ははなちゃんとyuriさんのツインドラムバージョンで披露します!と曲紹介して始まったのは「MindSet」
その後は,通常のギターボーカルに戻って「ミライ論争」,新曲「New leaf」,「Gold Dash」と続けて披露.
7月に開催予定のワンマンライブの告知の後,はなちゃんから挨拶.
次にやる曲も新曲.雨が好きで,晴れるとお別れになってしまうけど,いろんな表情のの雨が好きだということから生まれた曲だと説明.
タイトルを『曇り…』と言いかけたところで振り返って止まるはなちゃん.
一回照明ついて仕切り直し.
はなちゃん曰く『タイトル言ってから音出しして欲しかった』
はなちゃんが語っている間にバックで演奏していたオレオ様,自分の演奏がよくて先に音出してしまったと弁明しつつ謝罪.
気を取り直して,雰囲気を作り直してはなちゃんがタイトルコール.
…のはずが思い出し笑いを堪えるのに必死でタイトルコールできず(笑)
2度目の仕切り直し.
笑いそうになるからという理由で,『曲名はライブ後のセットリストで確認して』とタイトルコールを放棄して曲に.
披露された曲のタイトルは「曇りのち晴れ」
最後にホワイトファルコン登場.
ということは…正真正銘「僕だけのシンデレラ」の披露!
曲の終盤にはテンション上がったオレオ様がキーボード放棄してステージ前に.
アンジーさんとはなちゃんを挟んで,パフォーマーいた時代と同じフォーメーションで圧が強めのダンスを披露.
最後のキメは主役よりも誰よりもキレキレで締める存在感を発揮(笑)
2部
2部は1部のようなフェイントなく普通にスタート.
セットリストとしてはアコースティックコーナーが「365日」⇒「ゴー!ライバー」に変わったのと,ラスト前が「曇りのち晴れ」⇒「365日」になったところ以外は1部と同じ.
最大の違いはアコースティックコーナー冒頭のタップ.
1部での宣言通り,はなちゃんの前にチョッパーがタップ用シューズ履いてスタンバイ.
足踏みして,某「We Will Rock You」的な足踏みと手拍子が突如始まり,戸惑いを隠せない会場内(笑)
しかもそれがウォーミングアップ的なことだったらしく,その後yuriさんのカホンに合わせてタップ?を全力で披露.
何が凄いって予測不能な動きを繰り出すチョッパーに合わせて何とか形にしようとカホンを叩くyuriさんですよ.
もうね,この日のバースデーライブの記憶全部これで塗り替えられるんじゃないかっていう破壊力でした.
やりきった本人も,その直後のアコースティックでどのベース持つのか見失うくらいの全力具合だったので(笑)
その後も,1部同様に「Redline」を叩きに出てきたゲストのLEVINさんが,ここしか出番ないからと爪痕残そうと必死のアピールをしたり,何かと自由度とノリが凄かった2部.
2部構成のあるあるかもしれませんが,1回ライブをやっている分,2部は謎のハイになっていることが多い気がします(客含め).
しかも終演後の鳴りやまない拍手に応じて,急遽予定にないアンコールもやることに.
『もう1回やりたい』と本編でも楽しそうにしていたLEVINさんも呼んで最後にもう1度「Redline」を披露.
この日の合言葉?としてチョッパーが『明日のことはもうしらない』と発していた通り,この日一番の振り切れた盛り上がりでバースデーライブを締めくくり.
この日のライブは総じてメンバーみんな楽しそうで,主役のはなちゃんも素直にどの楽器も楽しそうに演奏してるのが伝わってきて,微笑ましく見ている側も楽しいライブでしたね.
この日はギター,ドラム,エアロフォン,キーボード,タップと披露しましたが,過去のライブ振り返ると本編で触れられていたオカリナ以外にもカホンやアコギ,ベース等々色んな楽器を演奏しているはなちゃん.
使用している機材も含めて誕生日に公開されたインタビューに色々と書かれています.
【プロミュージシャンのスペシャル楽器が見たい】Gacharic Spin はな、マルチな彼女の現在のメインはベルモア ムスタングタイプ
https://www.barks.jp/news/?id=1000219575
今後のライブ
2年越しで続行中の47都道府県ツアーROCKET SPIRITSに関しては未だ再開のアナウンスはありませんが,目先では2つのライブが決まっています.
2022/06/04(sat) Spotify O-EAST
TOSHI NAGAI 35th PROJECTS”GO DREAM.GO OVER.”ver.40~TOSHI誕生祭特別篇~
2022/6/4(sat) OPEN 16:00 / START 17:00
[出演]
TOSHI NAGAI
Gacharic Spin
TOSHI NAGAI BIRTHDAY DREAM BAND!!
(Vo.広石武彦、Vo.綾小路 翔、Gt.HISASHI、Ba.Ju-ken、Ds.TOSHI)
[チケット]
スタンディング:8,800円(税込)
最速先行エントリー期間:2022/05/17(tue) 12:00~05/22(sun) 23:59
受付:https://l-tike.com/st1/toshi_nagai-35th_pj
一般発売
2022/05/28(sat) 10:00~
2022/07/02(sat) 豊洲PIT
Gacharic Spin LIVE 2022「☆G!G!G!PREMIUM!!」
2202/07/02(sat) OPEN 16:15 / START 17:00
[チケット]
全席指定
プレミアムチケット ¥15,000(税込)
通常チケット前売 ¥5,500(税込)
一般発売日:05/28(sat)
豪華メンバーが出演する大先輩のライブと,今のガチャピンをこれでもかと詰め込むであろうワンマンライブ.
今回のライブ中でも本気でふざけている的な発言や,過去のライブに負けず劣らず体力使う(むしろマスクしているので大変)という話も挙がったので,きっと今のガチャピンができる最大限のエンタメが見れるはず.