Gacharic Spin

【GS archives】修羅の地・徳島編

各地で段階的な休業要請の緩和も進んできて,都内でも先日ステップ3に移行して“全面解除”なんて言われていたりしますが,まだライブハウスなど一部業種は休業要請が続いているんですよね.

なのに“全面解除”って表現使っていることが切なくもありやるせなくもあったりします.一応,国や業界団体のガイドラインを踏まえて6月19日目途に解除する方向,との話ですが.

6月13日にガイドラインが公表されましたが,既に独自に大阪府などが定めていたガイドラインと同種の内容となっている感じですかね.

ライブハウスなど”感染対策”ガイドライン


こういった背景もあってガールズバンドGacharic Spin(ガチャピン)の今年予定されていた47都道府県ツアーのうち8月までの公演を中止・延期とするとともに,振り替えを予定していた公演も全てリセットして払い戻しする,とのアナウンスがありました.


ガイドラインを遵守した場合に,客同士の距離を2mを目安として最低でも1m確保しなければならず,各所で検証されている通り通常のキャパ(収容人員)の1~2割しか入場できないこととなります.

既に発券しているチケットの分のお客さんすら全員入場できないことになるのは明白で,今後しばらくガイドラインに沿って活動を行う必要がある状況下では已む無しの判断かと思います.

一方で早速配信ライブの開催がアナウンスされたり,今できる形態で活動を徐々に広げてくれているのは,見る側としてはありがたい限り.

8月までのライブ日程は一旦リセットとなるわけですが,始めてしまったのでツアー日程に沿って過去を振り返る試みは,ぬるっと続けます(笑)

そんなわけで今回は徳島編です.

過去の徳島でのライブ・イベント

ライブ・イベント回数

徳島での過去のライブ・イベント回数は次の通りです。

  • 2011/06/25(sat) club GRINDHOUSE (対バン)
  • 2011/09/25(sun) club GRINDHOUSE (対バン)
  • 2012/03/17(sat) club GRINDHOUSE (対バン)
  • 2013/04/21(sun) club GRINDHOUSE (対バン)
  • 2013/08/14(wed) club GRINDHOUSE (対バン)
  • 2014/07/19(sat) club GRINDHOUSE (対バン)
  • 2019/09/01(sun) club GRINDHOUSE (ワンマン)

ライブ回数は7回と少ない印象ですね.2014年から2019年まで約5年間が空いていますが,それ以前を見ると,活動5年で6回なのでおよそ年1回のペースでライブを行っていたので,意外とハイペース.

徳島に限らず四国に関しては様々なアーティストが行う全国ツアーと銘打たれたツアーから立地上,するっと外されていることが多いので,ペースの濃淡はあれど,こうやってライブをやるため足を運んでいるのは地元の人からすると嬉しいこととは思います.

何を隠そう私の地元は徳島のお隣の香川.なので全国ツアーで四国がスルーされる憂き目を実体験として過ごしてきているので,好きなアーティストがライブやってくれた時は嬉しかったですね.

徳島ライブの思い出

ガチャピ~ンチ

徳島ライブの思い出としてまず浮かぶのが2012年のライブ.

この年は年初にボーカル不在となるピンチに直面し,予定していた全国ツアーをボーカル不在のまま,様々なサポートボーカルを迎えて臨むスタイルで敢行したガチャピン.

状況そのままガチャピ~ンチと銘打たれたこのツアー,前代未聞の事態であっただけに,それまで所謂遠征をあまりしないスタンスだった私も,少しでもライブに足を運んで応援しなきゃ,と謎の使命感に掻き立てられ,普段行かない場所にも足を運んでいました.

1人行く人数が増えたところで,どうなるものでもないのですが,あの当時はバンドの存続も含めて先が見えない中で今を懸命に走っている空気感が溢れていて,行かないと不安が膨らんでいった,という側面もあったかもしれません.

とはいえ関東圏から四国までは流石に距離があるので当初は行く予定を立てていませんでした.

ではなぜ行ったのか.

ライブから遡ること2日の3月15日.ツアー真っ只中であったこの日に,ボーカルの脱退が正式にアナウンスされました.

その翌日の3月16日は名古屋でライブがあり,メンバーの口から直接お客さんに向けて,このことが報告されたのですが,当然平日なので私はその場に行けていません.

ライブ後にSNSなどで流れてくる賛否様々な意見を目にして,これは自分の目で,耳で,確かめるしかない,と飛行機を押さえて徳島に飛んでいきました.

地元のバンド吾輩は猫である,草食系ホスバンドBug The Mic,ドライビングロックバンドD_Driveときて,トリがガチャピン.

この日は親交の深いガールズデスメタルバンドG∀LMETのみっき~さんがサポートボーカルを務めており,それまでのガチャピンとは当然一味も二味も違う編成であったわけですが,目の前にいたのは紛れもなくGacharic Spin.

当たり前のことですが,この時もこの先も様々なピンチが襲い掛かり,時にスタイルを変えながら活動を続けているガチャピンですが,芯の部分は一切ブレることなく,あくまでガチャピンはガチャピン.

それを自分自身で改めて確認したこの日の徳島ライブは強く記憶に残っていますね.

ライブ後に物販で会ったチョッパーにも気の利いたことは何も言えず,ありきたりに,これからも応援する,くらいのことしか言った記憶がないですが,間違いなくこの日があったからこそ,翌年以降全国各地に遠征しまくる自分がいたと思いますね.

百聞は一見に如かず,とは正に,と思った夜でした.

VIVA AWAODORI

徳島でのライブでもう一つ浮かんでくるのがTHE 阿修羅男爵

徳島,高松を拠点に活動しているアニソンメタルカバーバンドですが,何かとガチャピンと対バンしており,何かとガチャピンリスペクトの強いバンドです.

何せこの方々とどことなく似ている,アメリカで結成されロシア在住のTHE修羅場男爵というコピーバンドがいたりするぐらいなので(笑)

ガチャピンが初めて徳島でライブを行った2011年6月25日にも対バンしており,そこから何度も対バンをしているのですが,印象深いのは2013年8月14日のライブ.

この日のライブにおいては早々にTHE 阿修羅男爵の出演は発表されており,他の対バン相手はand more…と表記されいたのですが,当日フタを開けてみると,and more…さんは現れず,Gacharic SpinTHE 阿修羅男爵の2マンという形に.

THE 阿修羅男爵キューティーハニー,ペガサス幻想,残酷な天使のテーゼ,Don’t say lazy,マジンガーZなどなど,往年の名曲から様々な年代のアニソンをメタルアレンジでカバー.

対するガチャピンも初のアルバムDeliciousリリース年ということもあり,never say never, 爆弾娘などアルバムの曲を中心にテンション高めなセットリスト.

この頃の流行り?で覚えているのがパフォーマー2人が事務所の衣裳部屋から,浮き輪やアヒルなどの小道具を勝手に持ち出してライブで使っていたこと.

ライブの感想ツイートなどで事務所社長がそのことを知って驚く,なんて流れがあったりしましたね.

この日もハンティングサマーでパフォーマーが持ってた浮き輪を何故かオレオ様がお客さんめがけて投げる,輪投げならぬ浮き輪投げをやったりと,大活躍だった小道具達.

思えばパフォーマー入った2013 Styleでライブを重ねていたこの頃にライブ中の小道具も加速度的に増えていった気がします(笑)


そんな2マンが終わって外に出ると,すっかり辺りは暗く…なっているわけでもなく,超明るかったです.

何せライブが始まったのが15:30,終わったのが17:00過ぎ
何でそんなに早く終わったのかというと,ライブ後のイベントのため.

8月14日といえばお盆の時期.その頃の徳島と言えば…そう阿波踊り

この日も当然行われており,ライブ後に出演者,スタッフの皆さん阿波踊りを見に繰り出す予定となっていました.で,そこについて行ってもいいよーということで,結果皆で阿波踊りを見に行くことに.

当然ついて行ってるという形なので,こちらから干渉することはないのですが,今考えるとなかなかにありえない形態の出来事だったと思います.


ちなみに翌年の2014年の徳島ライブでも対バンしており,今年の徳島ライブでも対バンしないかなーと密かに期待しておりました.

結局ライブが中止,一旦リセットとなったので見ることは叶いませんでしたが,リスタートした際の徳島ライブで対バン組まれるといいなーと思っております.

今後のライブ

しばらくは大人数を集客してのライブが難しく,遠方への移動事態もまだまだ厳しい状況なので,休業要請がなくなったからと言って,即今まで通りといかないのが辛い状態です.

今回のライブについても払い戻しが発表されており,各プレイガイドなどで2020年6月15日(月)10:00 ~ 2020年6月29日(月)23:59迄の期間となっています.

リアルなライブは未定ですが,一方でライブ配信が決定しています.

「飛び出す!ガチャピン!~おうちでライブ~」と題したVR生配信ライブが 7月3日の19時から行われる予定です.


初めての試みなのでどうなるのか想像できませんが,何より形はどうあれ映像作品ではない,生のガチャピンライブが新たに見られるのは嬉しい限り.

VRに関しても知識が乏しいのでライブに向けて色々と調べてみようと思います!

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